活動報告

平成27年 肉牛肥育の会 活動報告(1)

産地研修を実施しました

4月 「肉牛肥育の会」の国産牛肉をお取り扱いの、首都圏の流通企業による産地研修が行われました。

<北海道畜産公社 道東事業所十勝工場を見学>

北海道畜産公社十勝工場を訪問し、肉牛のと畜解体処理を見学。
1日あたりの牛の処理頭数がおよそ300頭であることや、1頭あたりの解体処理に要する時間などについて活発な質疑応答が行われました。

<「肉牛肥育の会」トヨニシファームを見学>

帯広市豊西町の「肉牛肥育の会」トヨニシファームの農場を視察しました。
およそ3,500頭を肥育するトヨニシファームは、生後20日程度の仔牛から飼育を行っている肥育農家です。
仔牛用の牛舎では、自動授乳器による授乳を行っており、常に牛の状態に気を配りあたたかく清潔な環境作りに注力している旨、同農場の小倉社長から説明を受けました。

<「肉牛肥育の会」帯広ファームを見学>

帯広市内の「肉牛肥育の会」帯広ファーム本場を視察しました。
帯広ファームで肥育している交雑種の肉牛について、その生産過程から肥育についての説明を受けました。
場内では飼料庫も見学。飼料の乳酸発酵や、ビール粕による飼料のブレンドなどについて佐々木一司社長より解説がありました。
参加者の皆さんは、普段消費している食品や飲料の副産物が飼料として利用されることに感心していました。
(肉牛とともに馬の飼育も行っている帯広ファームでは、十勝の輓馬の歴史や馬文化、繁殖方法についても説明を受けました。)

<「肉牛肥育の会」生産者との懇親会>

「肉牛肥育の会」の生産者、流通企業の販売ご担当者による懇親会を行いました。
現在の国産牛肉の販売についての課題や、生産者の方の肥育への取り組みなどについて語り合い、生産者・販売者双方が忌憚のない意見交換を行い、理解を深めました。

<佐々木畜産(株)のカット工場を見学>

「肉牛肥育の会」の牛肉の加工・出荷を行う、佐々木畜産(株)のカット工場を見学しました。
枝肉を搬入する懸垂車を見学した後、貯蔵庫では枝肉が格付けされる工程について説明を受けました。

カット工場では、実際に枝肉が処理されていく作業を見学。
工場内の衛生管理の方法や、カットされた食肉の包装方法など、店舗に配荷される形になるまでの工程について説明を受けました。

この度、販売ご担当者の皆さんに北海道までお越しいただき、国産牛肉がどのように生産・加工されていくのかを実際に見て、感じていただくことが出来ました。
今回の産地研修が、それぞれの店舗での国産牛肉の販売促進につながれば幸いです。

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