平成24年度の肉牛肥育の会の主な活動をご報告いたします。
11月 帯広市内において、今回で11回目となる「乳用種肥育研修会」が行われました。
<講演>
◆乳用種去勢牛の格付け動向
講師:社団法人日本食肉格付協会帯広事業所 長谷川所長
近年、帯広での格付け頭数が増加の傾向をみせている乳用種の去勢牛について、血統的な特徴や、歩留等級、そしてこれからを見据えた肉牛生産について解説が行われました。
◆遺伝的要因と肉質との関連
講師:帯広畜産大学 畜産生命科学研究部門 日高教授
肉質を左右する動物種の脂肪酸組成や、同じく肉質に影響を及ぼす遺伝子型の影響について解説が行われました。
また、牛の脂肪形成を遺伝子型診断によって判定するための新たな取り組みが始まっている説明がありました。
これらの講演を受け、「肉牛肥育の会」の生産者は、肉牛生産の研鑚と消費拡大へのさらなる意欲を高めました。
<枝肉コンテスト>
「肉牛肥育の会」の生産者牧場がそれぞれ枝肉を出品し、審査を行う枝肉コンテストが今回も実施されました。
もっとも優れた枝肉を決める「最優秀枝肉賞」では「肉牛肥育の会」会長の渡辺肉牛牧場から出品された枝肉が受賞に輝きました。
渡辺肉牛牧場の渡辺一元代表(写真中央) | 最優秀枝肉賞受賞の枝肉 |
また、肉牛の体重の増え具合を競う「増体部門賞」では、広野肉牛生産組合出品の枝肉が受賞に輝きました。
広野肉牛生産組合の末下一隆代表(写真中央) | 末下一隆代表による挨拶 |